詩人はつねに、真実を語る嘘つきである!本日が命日の詩人のことば(10月11日)

●今日の「クイズ」は・・・
これは、ある人の名言です。
さて、だれでしょう。
「詩人はつねに真実を語る嘘つきである」
The poet is a liar who always speaks the truth.
今日は、彼の命日なんです。
さて「彼」とはだれでしょう。
本人のが亡くなる前、先立つこと数時間、
1963年10月11日、歌手のエディット・ピアフが癌により死去しました。
彼は、彼女のファンであり親友でもあったため、同日に、ショック死したのです。
えっ、だれのこと?
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●答え
ジャン・コクトー (Jean Cocteau)
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●このお話、どう「いかし」ますか?
フランスの詩人。
小説家であり、劇作家、評論家として著名であるだけでなく、画家、映画監督、脚本家など、芸術の分野で広く活躍した天才ですね。
そんな彼が一番のぞんでいたのが、
「詩人」と呼ばれる事。
だから、こんな事も言っています。
「鉛筆や紙と同等の費用で映画が創れたときにのみ、映画は芸術作品となるだろう」
Film will only become an art when its materials are as inexpensive as pencil and paper.
言葉だけの芸術。
詩人が一番。
そんな気持ちが伝わってきます。
その意味で、現代の詩人は、コピーライター。
ビジネス領域で、たくさんのことばを生み出している。
こういう、通俗的なのがいいなあ。
つかみネタの1つ、「ことばのご馳走」シリーズも、そんな気持ちではじめました。