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リクルートが運営する、オンライン受験講座「スタディーサプリ」その成功のポイントは?

    
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リクルートが運営する、オンライン受験講座「スタディーサプリ」その成功のポ...

【事業名】スタディーサプリ(リクルート)
【サイト】https://studysapuri.jp/

【事業の概要】
リクルートが運営する、オンライン受験講座。リクルートマーケティングパートナーズ社長山口文洋さんは、2011年にこのビジネスモデルを開発した。若者のスマホ所有率があがり、予備校業界の変革がおきはじめていたころだ。河合塾、駿台、代ゼミが縮小し、東進ハイスクールが高い利益率をあげていた。その理由は、東進だけが、オンライン型だったからだ。校舎は東京吉祥寺に集約、人気講師の授業を衛星やビデオで発信し、人件費のコストダウンとレベルの均質化を図っていた。

スタディーサプリは、さらに校舎もなくしたオンライン学習塾。時代の追い風を受けて順調に経営を伸ばしている。

【特出すべき点】

  特出すべき点
商品・サービス

●小学校4年以上、中学校、高校、大学受験を中心とした、オンライン学習塾。

●4万本以上の動画が、月額980円で見放題(当初、月額5000円で設定したが集まらなかった)。

●到達度テストで課題が明らかになる仕組み→個人別指導方針(AIを活用)。

顧客・市場

●加入者数 35万人。採用校(学校単位での加入)700校。

●国内対象者1200万人のうち塾へ通える家庭は半数。残りの方が対象。

●2016年から、インドネシアで展開(ペーパーテスト型の東南アジア・韓国などには可能性あり。欧米の大学は対話型であるため難しいと判断)。

競争関係

 

●従来型の学習塾。

●ベネッセ、学研などが追従した。

●当初、学校は競合かと考えられたが、むしろ、教育インフラとして使えないかという話がきた(協業関係)。

経営資源

●顧客リスト(35万人の顧客情報は、事業を進めていく上で宝物)。

●ネットインフラ。

リクルートの企画力はすごい。それは、必ずしも「自分の得意分野に進出する」わけではないからだ。学習塾業界には素人の状態で参入している(ゼクシーの結婚式業界の素人が参入)。つい「自社製品の強みをいかして」と考えがちだが、そうではなく、「社会の問題を解決する」というスタンスで新事業を考えていく、そして、旧態依然の業界に、新技術で風穴をあけている。
参考サイト https://diamond.jp/articles/-/148799
https://video-study.net/studysapuri-businessmodel/

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