研修セミナーを企画するときの必殺技「たこさあかす」ワンシート企画書 2018 10/02 Updated 2019.03.03 2018 10/02 Published 2018.10.02 / Tera \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 研修セミナーを企画するときの必殺技「たこさあかす」ワンシート企画書 Tera B! リンクをコピーする どんな研修、セミナーでも、企画するときに必要なのは、「たこさあかす」 のワンシート企画書 ●(た)タイトルにこだわろう(内容の一貫性) ●(こ)根拠を明確にしよう(開催の趣旨) ●(さ)参加者の状態(ビフォー) ●(あ)参加者の状態(アフター) ●(か)環境を用意しよう(空間) ●(す)ストーリー・ライン(時間) 実際の使い方をみていきましょう。 こんなシーンを考えて下さい。あなたは、ビジネス・コミュニケーションの専門家です。 懇意にしている社長さん(主催者)から、お話をいただきました。 「どうも最近、社員間のコミュニケーションが悪い。来月日程がとれるので、半日かけて、コミュニケーション研修をお願いできないだろうか」 そんなとき・・・ ■6つの項目を埋めていこう 準備する項目は6つです。頭文字をとると「たこさあかす」となります。 「コミュニケーション研修」の例で、引き続きみていきましょう。 講=講師、社=社長さんのやりとりです。 ●(た)タイトルにこだわろう 講「わかりました。ところで研修のタイトルは何でしょうか」 社「う~ん。コミュニケーション研修でいいんじゃないかな」 講「わかりました。もし、副題をつけるとしたら・・・」といった感じで深掘りします。 ●(こ)根拠を明確にしよう 講「今回、とくに研修を開催しようと思ったのは、どうしてですか」 社「実は今、我が社では・・・」(研修に限らず、経営の悩みを話されている) 講「なるほど。そうなんですね。わかりました。で、どうしてまた研修を」 こんな感じで共感しながら、背景を探ります。 ●(さ)参加者(ビフォー)の状態を整理しよう 講「ところで、対象者はどんな方ですか」 社「まずは、管理職を集めます。15人くらいでお願いします」 ●(あ)参加者(アフター)の状態を明確にしよう 講「かしこまりました。で、その方々がどうなってくれたらいいですか」 社「そうだなあ。お互いがもっと密に連絡をとりあうように、三遊間のゴロがなくなるようにしたいものだ」 講「というと・・」といいながら、さらに続けます。 ●(か)環境を用意しよう 講「場所はどこで、いつぐらいに開催しましょうか」 社「いつも使っている大会議室でお願いします。2か月後くらいには開催したい」 ●(す)ストーリー・ラインを描こう 講「了解です。それでは、プログラム案を準備しますので、来週ご確認ください」 社「どんな内容になるのか、楽しみです」 こんな感じです。 以下に、「企画書記入例」をのせておきました。ご参考に。 詳しい内容は、拙著「人前で話す・教える技術」P72~を!