言葉のチカラをあなたに、アントレプルトン(2月19日)

●今日の「クイズ」は・・・
1896年2月19日、フランスに生まれたのが、
詩人の
アントレプルトンさんです。
彼がニューヨークに住んでいたときのエピソードをご紹介します。
いつも通る街角に、黒めがねの物乞いがいました。
看板をさげていますが、投げ銭は入っていません。
書かれている言葉は、
「私は目が見えません」
でした。
ブルトンさんは、あるアドバイスをしました。
すると、通行人がコインを次々と投げ入れるようになったそうです。
さて、プルトンさんは、どんなアドバイスをしたのでしょうか。
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●答え
「言葉を変えてみたらどうだ?」
といったそうです。
物乞いは承諾して、実際、言葉を変えてみました。
すると、通行人がコインを次々と投げ入れるようになったのです。
雨のように続く、コインを投げ入れる音は、物乞いの心を暖かくしたに違いありません。
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●このお話、どう「いかし」ますか?
さて、プルトンは、何と書き換えたでしょうか。
それは、こうです。
「春はまもなくやってきます。でも、私はそれを見ることができません」
なるほど!
まさに、言葉のチカラですね。
状況が思い浮かぶような、言葉。
言葉一つ一つの選び方。
大切ですね。
ていねいに考えていきたいなと思います。