パーキングメーターの日は、定番「ある管理人さんのお話」を(1月26日)【魂のエピソード】 2024 01/26 Updated 2024.01.20 2024 01/26 Published 2024.01.26 / Tera \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする パーキングメーターの日は、定番「ある管理人さんのお話」を(1月26日)【... Tera B! リンクをコピーする ●今日の「クイズ」は・・・ 1月26日は、「パーキングメーター」の日。 1959年1月26日、東京都が、はじめて公共駐車場として、パーキングメーターを設置しました。 さて、その場所はどこでしょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●答え 日比谷と丸の内。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●このお話、どう「いかし」ますか? やはり、先端技術は都心から。 という感じでしょうか。 空いているスペースを有効活用しようという流れは、 国土の小さい日本においては、工夫のしがいがあることです。 その後、空いている土地を、とりあえずパーキングにして事業化する、そんなビジネスが広がりました。 一見、何でもないようなことが、新しいビジネスを生み出します。 そして、もう1つ。 一見、何でもないようなことが、人の心を動かします。 今日は、【魂のエピソード】認定。 ある駐車場の管理人さんのお話です。 その駐車場はいつも満車の状態。 他の管理人さんは、満車になると管理人室で本を読んだりしていましたが、そのおじさんは駐車場の前に立って申し訳なさそうに、「満車です、申し訳ありません」と頭を下げて謝っているのです。 中には、苦言を呈する人もいましたが、それでも、その車が見えなくなるまで、深々と頭を下げ続けていました。 「何も、あそこまでしなくてもいいのに」 そう思っていました。 急に雨が降ってきたときは、 「この傘をお使いください」と渡してくれる、そんな、おじさんでした。 ところが、ある日、いつもと違う表情でおじさんはやってきました。 「実は、今週いっぱいで仕事を辞めることにしました。妻が、肺を患っていて、空気のきれいなところで、のんびり暮らすことにしたんですよ。お世話になりました」 おじさんは、大手企業を辞めた後、数年間、ここで働いていました。 「お世話になったのはこっちのほうですよ」と何ともいえぬ寂しさを覚えました。 今日が最後という日、ちょっとした感謝の気持ちで、おじさんに手土産を持っていくことにしました。 そして、駐車場に着いたとき、信じられないような光景を目にしたのです。 小さなプレハブの管理人室には、色とりどりの花束がいっぱいに積上げられていて、中がまったく見えません。置ききれなくなったプレゼントがたくさん積み重ねられています。 駐車場は、たくさんの人でごった返し、感謝の声が聴こえてきました。 「いつも傘を貸してくれてありがとう」 「あのとき、重い荷物を運んでくれて助かりました」 「おじさんに、挨拶の大切さを教えていただきました」 次々と写真を撮り、握手をして、感謝の言葉を告げています。最後の列にならんで、おじさんと話す機会を持ちました。 「おじさんには感謝しています。おかげで、毎日気持ちよく仕事を始めることが出来ました。いなくなってしまうのが残念です」 「いいえ、私は何もしていませんよ。私にできることは、挨拶することと、謝ることくらいですから。でも、いつも自分がやっている仕事を楽しみたい、そう思っているだけなんです」 (ネット投稿より 福島正伸さんの本から抜粋)