心のクリスマスプレゼント【魂のエピソード】 2019 12/24 Updated 2019.12.27 2019 12/24 Published 2019.12.24 / Tera \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 心のクリスマスプレゼント【魂のエピソード】 Tera B! リンクをコピーする 以前、ネットを検索していた時にみつけたエピソード。 毎年思い出します。 クリスマスの日にぜひ。 6歳の娘が、クリスマスの数日前から欲しいものを手紙に書いて、窓際に置いている。 何が欲しいのかなあと、夫と一緒に、キティちゃんの便箋を破らないようにして、そうっと手紙を覗いてみた。 こう書いてあった。 「サンタさんへ おとうさんのガンがなおるくすりをください! 」 夫と顔を見合わせて、苦笑いした。 夫は、娘が好きなキャラクター人形と 「ガンがなおるおくすり」と書いた、普通の粉薬を入れておいた。 朝、娘は「きゃ~」って嬉しい声を上げなたら、朝食を食べているる夫の元に駆け寄った。 「ねえ! サンタさんから、お父さんのガンが治る薬をもらったの! 早く飲んでみて!」 夫は、薬を飲みながら、 「お~ 体の調子が、だんだんと良くなってきたみたいだ」と言うと、 娘は、「ああ! 良かった~。これでお父さんとまた、山にハイキングに行ったり、動物園に行ったり、運動会に参加し たりできるね~」 夫は、笑顔をつくりながら、声を押し殺すように「くっ、くっ」と泣き始めた。 私も貰い泣きしそうになったけれど、なんとかがまんして、鍋の味噌汁をオタマですくって、無理やり飲み込んだ。 夫は、「薬の効き目で涙が出てるんだ」 と言い訳をしてた。 娘が、隣の子に人形をもって遊びに行った後、夫が言った。 「来年はお前がサンタさんだ。しっかり頼むぞ」