「できる事はすべてやれ。やるなら最善をつくせ」(カーネル・サンダース)~人生を変える名言ファイル 2022 09/24 Published 2022.09.24 / Tera \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 「できる事はすべてやれ。やるなら最善をつくせ」(カーネル・サンダース)~... Tera B! リンクをコピーする 「できる事は、すべてやれ。やるなら最善をつくせ」 (カーネル・サンダーズ) ご存じ、ケンタッキー・フライドチキンの創業者 カーネル・サンダースの言葉です。 サンダーズが、ケンタッキーフライドチキンを起業したのは、何と、65才のとき。 それまでは、農場の手伝い、鉄道会社、保険外交員、ランプの製造販売、ガソリンスタンドと、職を転々としています。 そんな彼が、なぜ、フライドチキンの事業を成功させられたのか。 それが、この言葉に、すべて含まれているのです。 「できる事は、すべてやれ。やるなら最善をつくせ」 この考え方は、ガソリンスタンドを経営しているときからあったようです。 朝5時に開店し、当時は一般的でなかった窓拭きサービスも無料で行う。 お客様に「他にできる事はありませんか」と聞くのがサンダーズ流。 よく「この近くに、美味しい店はない?」と聞かれることから、 いつも、近くの店を紹介していました。 ところが、結局、 「この街には、ろくなレストランがない」と言われてしまいます。 「それならば」ということで、 ガソリンスタンドの一部を使って、椅子を6脚並べて、「サンダース・カフェ」を自らスタートさせます。 初めての飲食業。 このカフェが評判となって、レストラン経営をはじめます。 このとき、サンダースは40才。順風満帆な人生ですね。 ところが、50才のとき、店が全焼してしまいます。 しかし、サンダーズはくじけません。 慕ってくれるお客様のために、一念発起して、何と140席のレストランを建築することににしたのです。 「できる事は、すべてやれ。やるなら最善をつくせ」 その精神がすばらしいですね。 しかし、話はここで終わりません。 またまた、悲劇がサンダースを襲うのです。 近くにハイウエイができて、サンダースの店の前は、ほとんど車が通らなくなってしまったのです。 店は閑古鳥。 借金だけが残ったサンダーズ。 オークションで店を、75,000ドルで売却しますが、これで無一文。 年金をもらえる年になっていましたが、それは、わずかに月105ドル。 65歳のカーネル・サンダースはどんな気持ちでいたのでしょうか。 ここから、第二幕がはじまります。 このあと、どう暮らしていけばいいのか。 いまさら、新しく店舗を出すこともできない。 手元に残ったのは、 レストランの人気メニュー、フライドチキンのつくりかた というノウハウだけでした。。 サンダースのつくるチキンは、「柔らかくて、味が染み渡っていて、まるで口の中で溶けるようだ」と評判だったのです。 だから、この調理法自体を売れないかと考えました。 実は、このノウハウ。 火事に遭ってしまい、店舗を140席にしたときに考え出したものでした。 大きな店舗を構えたのはいいけれど、それまで、30分かかっていた調理時間をなんとか短縮しないと、140席には対応できない。お客様を待たせてしまう。 厨房設備の営業マンがもってきた圧力鍋を活用して、努力し続けたたまものだったのです。 このノウハウを使えば、7分半でお客様に提供することができる。 そして、うまい! だから、レストランの経営者に対して、このノウハウを提供しようと考えたのです。 中古のフォード社製の車に、圧力鍋とスパイスを目一杯詰め込んで、アメリカ中を駆け回りました。 気に入ってくれたら、作り方を伝授し秘伝のスパイスを提供する。 その代わりに、フライドチキンが売れた分だけ数セントのロイヤリティーをもらうという契約でした。 サンダースは、65才になって、一軒一軒の飛び込みセールスをはじめたのです。 「できる事は、すべてやれ。やるなら最善をつくせ」 この言葉通り。 サンダースの、すばらしい精神力と体力に感服します。 なけなしの年金でガソリンを買い、寝るのは車の後部座席。 食事は見本で作ったフライドチキン。 それをかじって、店を回るわけです。 では、どのくらい交渉して契約がとれたのか。 アンソニー・ロビンス著「人生を変えた贈り物」には、こう書かれています。 NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! NO! これで、まだ、100回です。 実は、これの10倍以上。 サンダースは、1009回断られて、1010回目で最初の契約が交わされます。 本人も言っています。 「放り出された数は、全米一だ」 いかがでしょうか。 「できる事は、すべてやれ。やるなら最善をつくせ」 この言葉の意味、腹落ちしたでしょうか。 ぼくは、とても勇気をもらいました。 カーネルサンダーズは、このとき、神に祈り続けていたそうです。 それは、こんなフレーズだったそうです。 「神様、どうか私のアイデアを成功へと導いてください。 そうしたら、あなたに取り分を渡します」 サンダースの気概を感じます。 【Q】あなたは、このエピソードから何を感じ、どう行動しようと思いましたか?