美術展がはじまった~当時のフランスにあった3つのアカデミーとは?(4月9日) 2024 04/09 Updated 2024.04.08 2024 04/09 Published 2024.04.09 / Tera \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 美術展がはじまった~当時のフランスにあった3つのアカデミーとは?(4月9... Tera B! リンクをコピーする ●今日の「クイズ」は・・・ 4月9日は、「美術展」のはじまりの日なんです。 さて、最初の美術展は、どこで開催されたのでしょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●答え フランスです。 やっぱりね。 「フランス王立絵画・彫刻アカデミーは、1667年4月9日、パレ・ロワイヤル(パリ)で作品展を行った」 これが美術展のはじまりとされています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●このお話、どう「いかし」ますか? 当時、フランスには、3つのアカデミー(Academie)があったそうです。 絵画彫刻アカデミー(1648年設立) 音楽アカデミー(1669年設立) 建築アカデミー(1671年設立) もともとアカデミーは、徒弟制のもとで工房、職人組合など属していたアーティストが、芸術は知的な学問分野、古い制度を廃止しようとして結成した自由な集まり。 でも、時間がたつにつれて、それが変容するのが世の常。 国王直属の機関となり、国家政策にもとづく芸術家の育成・表彰・展示といった特権を独占するようになっていきます。 そのため、フランス革命によって、絵画・彫刻アカデミーは廃止され、王制になると、また復活するという歴史を繰り返します。 なんか、人間の性を示しているようですね。 アカデミー=自由な集まり そんな学びの場をつくりたい。