美術展がはじまった~当時のフランスにあった3つのアカデミーとは?(4月9日)

●今日の「クイズ」は・・・
4月9日は、「美術展」のはじまりの日なんです。
さて、最初の美術展は、どこで開催されたのでしょう。
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●答え
フランスです。
やっぱりね。
「フランス王立絵画・彫刻アカデミーは、1667年4月9日、パレ・ロワイヤル(パリ)で作品展を行った」
これが美術展のはじまりとされています。
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●このお話、どう「いかし」ますか?
当時、フランスには、3つのアカデミー(Academie)があったそうです。
絵画彫刻アカデミー(1648年設立)
音楽アカデミー(1669年設立)
建築アカデミー(1671年設立)
もともとアカデミーは、徒弟制のもとで工房、職人組合など属していたアーティストが、芸術は知的な学問分野、古い制度を廃止しようとして結成した自由な集まり。
でも、時間がたつにつれて、それが変容するのが世の常。
国王直属の機関となり、国家政策にもとづく芸術家の育成・表彰・展示といった特権を独占するようになっていきます。
そのため、フランス革命によって、絵画・彫刻アカデミーは廃止され、王制になると、また復活するという歴史を繰り返します。
なんか、人間の性を示しているようですね。
アカデミー=自由な集まり
そんな学びの場をつくりたい。