興味をもって聞いてもらえるシナリオ構成は?(人前で話す教える技術ver.2.0) 2022 11/29 Published 2022.11.29 / Tera \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 興味をもって聞いてもらえるシナリオ構成は?(人前で話す教える技術ver.... Tera B! リンクをコピーする 【質問】興味をもって聞いてもらうためのシナリオ構成は 【回答】「可能性」か「必要性」かを意識しましょう 【解説】 聞き手の興味をひくには、クイズで注目をひいたり、マジックでビックリさせたりと言った、さまざまな「つかみネタ」があります。 もちろん、そうした技を身につけておくことは重要です。 ただ、それよりも、ここでは本質的な話をしておきたいと思います。 それは、参加する段階で、そもそも、聞き手がそのテーマに関してどのくらい興味をもっているかによって変わるということです。 極端な例を見てみましょう。 あなたは、目の前にある爆弾を処理しなければならない。残された時間は、あと5分。 目の前には、赤い線と青い線があって、どちらか切ったら爆発が免れるとしましょう。間違った方を切ったら、その場で大爆発です。 こうした状況だったら、無駄なことをなしで、正解を伝えればいいですよね。 「赤い線を切ってください」 このアドバイスは、「可能性」を伝えるものです。 すでに、知りたい、学びたいと思っている人が参加者であれば、早く答えを伝えたらいいのです。 一方、それほど興味がないよという参加者であれば、また違うアプローチです。 例えば、少しメタボ傾向だけれども、まだこのくらいならいいやと思っている人に、ダイエットの方法を伝える場合はどうでしょうか。 いきなり「○○法が効果ありますよ」と伝えても、響かないでしょう。 その前に、「なぜ今、ダイエットが必要か」「このまま放置すると、どんな大変な事が起きるか」「もし、ダイエットできたら、どんな素晴らしい未来が待っているか」といった話をしなければなりません。これが「必要性」の会話です。 まず「必要性」、それを感じてもらった上で「可能性」を伝える。 全体が10だとすると、「必要性」と「可能性」の話を、どのくらいのバランスで構成するか、それがとても大事なのです。