弁柄色の赤(#8f2d12) ~日本の美しい赤 日本最古の赤はこの色なんですね 2022 04/30 Published 2022.04.30 / Tera \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 弁柄色の赤(#8f2d12) ~日本の美しい赤 日本最古の赤はこの色なん... Tera B! リンクをコピーする 弁柄色は、弥生時代からある最古の赤色顔料と言われています。 「弁柄」は、「紅柄」「紅殻」とも書かれますが、もともとは原料である酸化第二鉄が産出される、インドのベンガル地方から来ています。土の中の鉄分が錆びて、赤錆になったものを焼くことで、赤い顔料になるのです。 これが、弥生式土器に使われている、最古の「赤」。 現在、高梁市吹屋観光協会(吹屋ふるさと村)で見ることができるようです。 高梁市吹屋観光協会(吹屋ふるさと村) 岡山県西部、吉備高原の山あいに、かつて銅山町として発展した吹屋ふるさと村があります。 現在市販されている弁柄は、合成された工業用ベンガラですが、防虫、防腐、防錆効果もあるため、そして、なによりその色合いの美しさから、古来から建物の塗装に使われたようです。 「366日 日本の美しい色」より