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川越胃腸病院~医療分野における理念経営の実践、入った瞬間にわかる院内の空気感。それはいかにしてうまれたのか?

    
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川越胃腸病院~医療分野における理念経営の実践、入った瞬間にわかる院内の空...

【会社名】川越胃腸病院
【サイト】 http://kib.or.jp/

【事業の概要】
川越胃腸病院は、1969年に埼玉県川越市に設立された消化器単科の専門病院です。病床数は40床、医師や看護師を含む約120名の職員が勤務しています。消費者志向優良企業通産大臣賞、優良先端事業所日本経済新聞社賞、日本経営品質賞等数々の賞を受賞し、優れた経営を行う組織としてメディアでも紹介されています。
院長である望月智行氏が「医療を究極のサービス業」ととらえ、「ひと満足の好循環スパイラル」と呼ばれる3つの経営理念を柱とした、患者・職員・社会の幸せ追求のサイクルを実践している点に特徴があります。
【特出すべき点】
ビジネスとして特出すべき点は次の通りです。

【特出すべき点】

  特出すべき点

商品・サービス

 

●設立時から、「医療は究極のサービス業でなくてはならない」という医療哲学のもと、地域医療の向上に貢献。高度な専門医療技術の提供はもとより、大規模病院が果たせない「人間性を尊重したきめ細かく、患者様のいのちと心に寄り沿う温かい医療サービス」を徹底的に追求している。

顧客・市場

 

●受診動機の90%が知人の推薦と紹介による。“ 人に紹介したい病院 ” の模範となる。また生涯継続受診希望患者も90% を超える。

競争関係・独自能力

 

●「医療は究極のサービス業でなくてはならない」という理念が、病院全体に浸透している。

●「胃腸分野」に特化した高度な専門医療技術の提供により、信頼を得ている。

経営資源

●人財の採用
採用の時点で、組織と個人の価値観・目的の共有を確認している。個人目標よりも組織目標で動く人材、資格よりも人間性と協調性を重視し、双方が納得するまで理事長自ら複数回の面接を繰り返し行っている。●人財の育成・評価
職員の自立を促進し、権限委譲を重視。仕事の評価は努力と成果を丁寧にフィードバックするシステムを確立し、生きがいとやる気を促す職能給制度を運用。●医療サービス対応事務局の設置
病院に寄せられるさまざまな声に対応し、全職員の情報共有を図り、改善のために部門や委員会の組織横断的調整を行う機関として、1992年に「医療サービス対応事務局」を設置した。その機能は、①患者と病院の間に立ち日々寄せられる声を一元管理する、②その声に対し関連する部門や各種委員会と連携して対応策を検討し、患者にフィードバックする、③サービス評価と結果を経営に反映させること。
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