門外漢の哲学3:ヘラクレイトスさんとパルメディアスさん「変化と不変」 2022 11/17 Published 2022.11.17 / Tera \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 門外漢の哲学3:ヘラクレイトスさんとパルメディアスさん「変化と不変」 Tera B! リンクをコピーする (シリーズ 門外漢の哲学) 今日は、2人セットで。 ヘラクレイトスさん(Herakleitos)と、 (BC535-475) パルメディアス(Parmenides)さん。 (BC515-445) 2人とも、知名度では、ピタゴラスさんなどには負けてます。 だから、まとめて2人。 という訳ではないですが、、、 哲学者も、比較するとわかりやすいんです。 たとえば、タレスさんと、ピタゴラスさん。 タレスさんは、本質を「モノ」(水)に求めたのに対して ピタゴラスさんは、本質を「情報」(数値)に求めた。 この、お2人は、 ヘラクレイトスさんは、「万物は流転する」 つまり、同じ状態のものは2度とない、という考え方。 「人は、同じ川に二度入ることはできない」 なんて名言を残しています。 いかにも、哲学者的でかっこいいなあ。 川は常に変化しているし、人も常に変わっている。 つまり、変化 に着目。諸行無常ということですね。 一方の、パルメディアスさんは、「見た目は違っても、あるものはある」という考え。 赤ちゃんとして生まれ、育ち、成人になり、やがて、老いて、白骨になろうとも、そこには、○○さんという人間が常にいる(在る)という考え方です。 つまり、不変 に着目。 こうした考えを繰り返しながら、ギリシャ哲学界は「存在とは」という命題を追いかけていたのです。 対象の中に、変化をみるのか、それとも、不変をみるのか。 これって、ビジネスでも同じですよね。