門外漢の哲学3:ヘラクレイトスさんとパルメディアスさん「変化と不変」

(シリーズ 門外漢の哲学)
今日は、2人セットで。
ヘラクレイトスさん(Herakleitos)と、
(BC535-475)
パルメディアス(Parmenides)さん。
(BC515-445)
2人とも、知名度では、ピタゴラスさんなどには負けてます。
だから、まとめて2人。
という訳ではないですが、、、
哲学者も、比較するとわかりやすいんです。
たとえば、タレスさんと、ピタゴラスさん。
タレスさんは、本質を「モノ」(水)に求めたのに対して
ピタゴラスさんは、本質を「情報」(数値)に求めた。
この、お2人は、
ヘラクレイトスさんは、「万物は流転する」
つまり、同じ状態のものは2度とない、という考え方。
「人は、同じ川に二度入ることはできない」
なんて名言を残しています。
いかにも、哲学者的でかっこいいなあ。
川は常に変化しているし、人も常に変わっている。
つまり、変化
に着目。諸行無常ということですね。
一方の、パルメディアスさんは、「見た目は違っても、あるものはある」という考え。
赤ちゃんとして生まれ、育ち、成人になり、やがて、老いて、白骨になろうとも、そこには、○○さんという人間が常にいる(在る)という考え方です。
つまり、不変
に着目。
こうした考えを繰り返しながら、ギリシャ哲学界は「存在とは」という命題を追いかけていたのです。
対象の中に、変化をみるのか、それとも、不変をみるのか。
これって、ビジネスでも同じですよね。