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【書籍】ファスト&スロー」(ダニエル・カーネマン)早川書房

    
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【書籍】ファスト&スロー」(ダニエル・カーネマン)早川書房

これを読まずして「行動心理学」を語るなかれ。

著者 ダニエル・カーネマン。
心理学者なのに、ノーベル経済学賞を受賞。

もし、あなたが「影響力の武器」(チャルディーニ)が好きだったら、この本ははまります。
認知心理学が専門で、プリンストン大学名誉教授。
1934年テルアビブ生まれ。幼少期をパリで過ごし、その後家族とともにパレスチナに移住。
ユダヤ人としてナチスの迫害から逃れる人生を送る。
自伝らしきものを読むと、だからこそ、しっかり人間(プロセス)を観察する目ができた。
そんな気がします。
まあ、子供の頃からの天才ではあるようですが、人付き合いが得意というわけではない感じ。

エルサレムのヘブライ大学で心理学と数学を学んだ後、イスラエル国防軍心理学部門に勤務。
1958年にアメリカに渡り、カリフォルニア大学バークレー校で心理学の博士号を取得。
ヘブライ大学などを経て、1993年よりプリンストン大学教授。

2002年に、不確実な状況下における意思決定モデル「プロスペクト理論」などが評価され、経済学のノーベル賞を受賞された方。

 

文庫本上下ですが、内容はタップリです。

【目次】

序論

第1部 二つのシステム
第1章 登場するキャラクター システム1 (速い思考)とシステム2(遅い思考)
第2章 注意と努力 衝動的で直感的なシステム1
第3章 怠け者のコントローラー 論理思考能力を備えたシステム2
第4章 連想マシン 私たちを誘導するプライム(先行刺激)
第5章 認知容易性 慣れ親しんだものが好き
第6章 基準、驚き、因果関係 システム1のすばらしさと限界
第7章 結論に飛びつくマシン 自分が見たものがすべて
第8章 判断はこう下される サムの頭のよさを身長に換算したら?
第9章 より簡単な質問に答える ターゲット質問とヒューリスティック質問

第2部 ヒューリスティクスとバイアス
第10章 少数の法則 統計に関する直感を疑え
第11章 アンカー 数字による暗示
第12章 利用可能性ヒューリスティック 手近な例には要注意
第13章 利用可能性、感情、リスク 専門家と一般市民の意見が対立したとき
第14章 トム・Wの専攻 「代表性」と「基準率」
第15章 リンダ 「もっともらしさ」による錯誤
第16章 原因と統計 驚くべき事実と驚くべき事例
第17章 平均への回帰 誉めても叱っても結果は同じ
第18章 直感的予測の修正 バイアスを取り除くには

第3部 自信過剰
第19章 わかったつもり 後知恵とハロー効果
第20章 妥当性の錯覚 自信は当てにならない
第21章 直感 対 アルゴリズム 専門家の判断は統計より劣る
第22章 エキスパートの直感は信用できるか 直感とスキル
第23章 外部情報に基づくアプローチ なぜ予想ははずれるのか
第24章 資本主義の原動力 楽観的な起業家

第4部 選択
第25章 ベルヌーイの誤り 効用は「参照点」からの変化に左右される
第26章 プロスペクト理論 「参照点」と「損失回避」という二つのツール
第27章 保有効果 使用目的の財と交換目的の財
第28章 悪い出来事 利益を得るより損失を避けたい
第29章 四分割パターン 私たちがリスクを追うとき
第30章 めったにない出来事 「分母の無視」による過大な評価
第31章 リスクポリシー リスクを伴う決定を総合的に扱う
第32章 メンタル・アカウンティング 日々の生活を切り盛りする「心理会計」
第33章 選好の逆転 単独評価と並列評価の不一致
第34章 フレームと客観的事実 エコンのように合理的にはなれない

第5部 二つの自己
第35章 二つの自己 「経験する自己」と「記憶する自己」
第36章 人生は物語 エンディングがすべてを決める
第37章「経験する自己」の幸福感 しあわせはお金で買えますか?
第38章 人生について考える 幸福の感じ方

結論

はい。タップリです。

 

 

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