エドガーシャイン「プロセスコンサルテーション」~ぼく自身の秘密公開
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エドガーシャイン「プロセスコンサルテーション」~ぼく自身の秘密公開
かの、エドガーシャインさんが言った言葉。
「これからのコンサルティグは、 クライアント自身が、内部や外で起きている出来事 のプロセス に、 自身で気づき 、理解 し、それにそった行動ができる ようになるように支援することだ」
この気持ちを忘れないように、常につとめています。
そのつもりです(^_^;)

実は、僕自身のスタートは、シャインさんのいう
『医者患者型』コンサルティングでした。
20才代後半、とくに自分に専門性があるわけでもない中で、プロコンサルタントになったぼくは、
公認会計士でもある先輩コンサルタントの鞄持ちからはじめました。
当時、バブル崩壊をむかえていた社会は、いわゆる「リストラ」本質的にいえば「事業再編」をしなければならない企業が多かった。
先輩は、工場のレイアウトを見ただけで、すぐ改善の指示を出し、
営業マンの振る舞いをみて、リーダーを代えたり、
その改善スピードはすばらしく、すぐ効果があがるものでした。
いわゆる、人員整理もしなければならない企業。
あるときは、メインバンクとともに、あるときは、チャネラーとともにリテールサポートという名の再建を行っていました。
たしかに、危機的な状況である場合、「止血」しないと死んでしまう。
だから、この方法はうまくいくし、ノウハウ提供の仕方もわかりやすい。
しかし、通常の企業では、この方法ではうまくいかない。
とくに、うまくいっている企業では、このタイプのコンサルタントはうまくいかない。
そのことに少しずつ、気づくようになりました。
「外部の専門家がいったことなんか」
「どうせ、また社長の思いつきでしょ」
斜に構えた社員は、そんな事を考えている。
さらに、レベルの高い会社は「エンパワーメント」や「社員の自発性」を目指しているので
そもそも、こうしたコンサルタントとはウマがあわない。
コンサルタントかけだし最初の10年が終わり、次のステップにむかうとき、ぼく自身は、悩みました。
そんなときであったのが、この「プロセス・コンサルテーション」の考え方であり、「経営品質」というプログラムだったのです。
今、すばらしい会社とのおつきあいが広がっている。
その源泉は、このプロセスコンサルテーションにあるのです。