1月の駅、父と息子の風景、少し幸せをいただきました。 2023 09/19 Updated 2023.09.20 2023 09/19 Published 2023.09.19 / Tera \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 1月の駅、父と息子の風景、少し幸せをいただきました。 Tera B! リンクをコピーする それは、1月にしてはとても暖かい日曜日の午後でした。 駅で電車を待っていた私は、ぽかぽかとした日差しを浴びで少しうとうとしていました。 埼京線の南与野駅は快速が止まらない。 だから、結構速いスピードで通過列車がホームの脇を走り抜けていきます。 そんなとき、改札のある階から降りてきた親子が視界に入りました。 楽しそうに談笑する親子は、お父さんと小学生2年生くらいの男の子でしょうか。 幼い表情の男の子は、夢中になって、楽しそうにお父さんとお話をしています。 そのとき、通過を警告するチャイムとともに、駅のアナウンスが流れました。 「快速電車が通過します。黄色い線の内側にたってお待ちください」 すると、男の子は、父親とつないでいた右手をしっかり握り直し言いました。 「パパ、電車が来るから、ちょっとさがろうか」 そのとき、初めて気づきました。 父親の右手には白い杖があったのです。 私は、その後到着した各駅停車に、2人とともに乗り込みました。 いつもの車両が、ちょっとだけ、あたたかい雰囲気になりました。 2人にとっては当たり前のことなのでしょうけど、 幸せを少しいただいました。ありがとう。