【書籍】GE帝国盛衰史 (トーマスグリタ テッドマン著)巨大企業が崩壊するとき内部では何が起こるのか? 2022 12/27 Published 2022.12.27 / Tera \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 【書籍】GE帝国盛衰史 (トーマスグリタ テッドマン著)巨大企業が崩壊す... Tera B! リンクをコピーする 経営戦略・リーダーシップでは、必ず取り上げられるGE。 その光の部分と影の部分を見極めるのに、ぜひ一読を。 アマゾンはこちらから 【出版社コメント】 発明王 エジソンが興した世界最大の総合電機メーカーとして、1世紀以上の栄華を誇ったゼネラル・エレクトリック(GE)。 ピーク時から企業価値は数分の一に激減し、分割や事業売却も続き、「もはや解体」という声さえ聞かれる。 カリスマ経営者たちはどこで間違ったのか? ウォール・ストリート・ジャーナルの GE担当ジャーナリストが謎に迫った。 本書は、エジソンに由来する家電事業に陰りが見えた後、果敢な「選択と集中」で経営の神様と呼ばれたジャック・ウェルチの下、世界最大規模のコングロマリットとしてその栄華を誇ったころからの綿密な取材に基づき、ウェルチのあとのCEOを引き継いだ、ジェフ・イメルト時代の経営を中心に、同社の苦闘の内幕が描かれていく。 ウェルチ時代から、GEはいわゆる電機メーカーの枠を大きくはみ出した存在となっており、航空機エンジン、高機能プラスチック、医療システム、発電システムなど先端分野へと広がり、さらに金融サービス、放送、情報サービスなどのサービス分野が大きな割合を占め、メーカーという枠ですら収まらなくなっていった。多岐にわたるこうした事業分野の間で難しい舵取りを迫られた後継者たちは、どうしてここまでの凋落を許してしまったのだろうか? ビル・ゲイツが「2021年夏の推薦図書5冊」に選んだことで、内容は折り紙付きの本書。パナソニック、東芝、ソニー、日立製作所、三菱電機、三菱重工、IHIといった日本の電機業界を中心とした大企業にとって常にお手本であったGEの頂点から解体へと向かう歩みを綴った本書は、日本のメーカー企業のビジネスパーソンにとって、気になる本となることは間違いない。