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【書籍】「正義の教室」(飲茶著)ダイヤモンド社

    
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【書籍】「正義の教室」(飲茶著)ダイヤモンド社

30人の幼児と自分の娘、どちらを助ける?

マイケルサンデル教授の「正義論」も面白いけれど。
こちらはより、身近な例で解説されていて、あっという間に読めてしまいます。

舞台は、高校の生徒会。

異なる正義感を持つ3人の女子高生(生徒会メンバー)と、
主人公の生徒会長、正義(まさよし)。

正義が最後に導き出す答えとは?

登場人物
★今中正義(いまなか・まさよし)
生徒会長。名前の影響で、正義感の強い男の子であったが、
真面目に正義を唱えているうちにクラスメイトから無視され、
イジメを受けた経験を持つ。したがって、正義や道徳に対して
ニヒル(懐疑的)な面もあるが、基本的にお人よし。

★最上千幸(もがみ・ちゆき):会計・功利主義・幼馴染
「最大多数の最大幸福」を信条としており、
あらゆることに「ハッピーポイント(幸福値)」を計算し、
その合計値が高い方を正義と主張する女の子。
幼いころ、正義(まさよし)に助けられたことがあり、
彼には昔の正義感あふれる人間に戻ってほしいと思っている。

★リバティ・自由(みゆう)・フリーダム:書記・自由主義・帰国子女
自由は人間に与えられた権利であり、それを守るものが正義、
それを害する(制限する)ものが悪だと考える女の子。
お金持ちのお嬢様で、まったく自由のない家に生まれており、
そのため自由に対して固執し、自由を阻害する発言には徹底的に攻撃する。

★徳川倫理(とくがわ・りんり):副会長・直観主義・和風
絵に描いたような道徳的な優等生で、平等や自由よりも、
美徳(正義らしい行い)を求める女の子。
しかし、それは独善的だと周囲から追い詰められる場面も。
昔、正義感にあふれる父親がトロッコ問題のような状況に追い込まれ、
世間から非難を浴び、心を痛めている。

★風祭封悟(かざまつりふうご)
倫理の授業の先生。スキンヘッド。色眼鏡。タートルネック。
生徒たちに、倫理学の基礎、そして問題点について教える。

ぜひ、ご一読を。

 

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