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3年前の自分と、今の自分は別人。少なくとも物理的には確実にそうなんです。

  
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3年前の自分と、今の自分は別人。少なくとも物理的には確実にそうなんです。

昔、人間は、2つの部分から成り立っていると信じられていました。それは、肉体と魂。
肉体は滅ぶが、魂は不死で、死後も生き続けると信じられていました。
現代科学は、まだ、この関係を明確にはできていませんが、興味深い事実があります。

それは、物理的に肉体をとらえたとき、肉体の各成分は、日々代謝によって入れ替わっているのだから、今現在の、あなたの体の中に、3年前に存在したのと同じ原子はほどんどない、という事です。

つまり、物体としてのあなたは、3年前のあなたとは別人なのです!

食べたり飲んだり、汗や涙はすべて身体の成分が入れ替わっている事を意味しています。物体としての「我」は、もうここにはいない。
では「我」とはいったい何なのか。

ジョン・ポーキングホーン(相対論的量子力学の理論物理学者を経て、英国国教会の司祭に)は、この事実から、次のように洞察しています。
「我」とは、変化し続ける原子が組織化された肉体のつくり出すパターンである。
だから、構成する物質も大切だが、意味があるのは「パターン」である。
あなたなら、この事をどう考えますか。

 

 

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