歌舞伎の花道は、なぜ、舞台に向かって左側にあるのか?講師の立ち位置を考えるための重要なヒントが、ここにあった 2019 11/02 Published 2019.11.02 / Tera \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 歌舞伎の花道は、なぜ、舞台に向かって左側にあるのか?講師の立ち位置を考え... Tera B! リンクをコピーする 歌舞伎の舞台といえば「花道」 客席から舞台へ続く道が、座席の間を貫いている。 基本的には、主役しか歩かない道だ。 さて、そこで問題です。 花道は、ステージに向かって左寄りにある。 これは、どうしてか? これが、重要な意味をもつことを、先日、プロ演出家のお話を聞いて納得しました。 左にある理由は・・・ 劇場が満席になれば、問題ない。 でも、そうならないとき、お客様はどの席から座っていくかと言うと、 それは、「花道」の付近から。 満席にならない場合、舞台の左側にお客様が集まることになる。 左から舞台をみるお客様は、舞台中で真ん中いる主役を、右側に位置付けてみることになる。 これが重要なのだ。 あなたは、スライドを使ってプレゼンするとき、 スライドのどちら側に立ちますか? 利き腕がどうのこうのというのは、こちらの都合だから関係ありません。 正解は、スライドの右側に立つ。 それの方が安定感があるからです。 お客様の立場でみてみると、よくわかります。 立ち位置は右側が、安定、信頼のポジションなんです。 実際、吉本などの舞台をみていると、 何か起きて「たいへんだ~」と登場する、あわて者は、左からやってくる。 右から登場するのは、ご意見番のようなおじいさん。安定感を演出する。 講師として、信頼感、安定感を演出するなら、 ●右から登場。 ●右側に立つ。 覚えておいて損はないですね。