門外漢の哲学5:アリストテレスさん(BC384~BC322)「形相」 「質料」 「目的」「作用」 4因説

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公益財団法人 日本生産性本部 主席経営コンサルタント ライブ講師®実践会 代表
経営コンサルタントとして28年にわたり、上場企業から中堅企業まで約200社の経営コンサルティング、数万人の研修を実施。参加者自身の課題を題材に進める研修は楽しくて超実践的!リピート率は8割を超える。
2015年より「人前で教える技術」を磨きあう「ライブ講師®実践会」を主催。
(門外漢の哲学)
今日の哲学者さんは、
アリストテレスさん。
(BC384~BC322)
彼がとなえた、「4因説」をみておきましょう。
アリストさんは言いました。
「あらゆるものは、要因をもって存在する」
もともと、哲学では「在る」とは何か?
が大きなテーマですよね。
それに対して、アリストさんは「この4つで説明できるよ」と言ったわけです。
ア「形相因」カタチ(外形)
イ「質料因」材料(内容物)
ウ「目的因」存在目的
エ「作用因」創られた過程
車でいえば、それは、
ア「形相因」 車のカタチをしたもの であり、
イ「質料因」 金属でできているもの であり、
ウ「目的因」 移動するためのもの であり、
エ「作用因」 工場でつくられたもの というわけです。
よく「目的論」と「原因論」という言われ方をしますが、
それって、ウ、と、エに近い概念ですよね。
人は、大昔からこういうことを考えていたんですね。
やっぱりすごいぞ。
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