憲法記念日 Constitution Memorial Day 「国憲」ってなに?(5月3日) 2024 05/02 Published 2024.05.02 / Tera \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 憲法記念日 Constitution Memorial Day 「国憲」... Tera B! リンクをコピーする ●今日の「クイズ」は・・・ 今日は「○○記念日」 そう、 憲法記念日です。 英語では、 Constitution Memorial Day と表記されます。 Constitution の訳語を当たると、 構成、組織、構造、体質、体格、気質、性質などが出てきます。 憲法というイメージとあっているでしょうか。 そこで、問題です 実は、「憲法」は、明治生まれの和製漢語なんです。 そして、当初は、呼び名が違っていたそうです。 どんな、言い方がされていたのでしょうか? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●答え 「国憲」 もともと中国では、「憲」一字で法律を指しています。 そこで、国の基本法という意味で「国憲」という訳語が最初に登場したそうです。 でもこれが、法学者の間でしか広まらなかった。 その後、箕作麟祥博士が著書で、Constitutionの訳語としての「憲法」とした。こちらが、世の中に定着したそうです。 (穂積陳重「法窓夜話」より) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●このお話、どう「いかし」ますか? 言葉は、正しい意味よりも、憶えやすい方が残る。 ということですね。 ついでに加えるならば、、聖徳太子の「十七条憲法」など、実はもっと前から「憲法」という言葉はあったのですが、その意味は、今と違って、法の集まりという意味だったそうです。 さて、憲法改正論議。 どうなるでしょうか。 憲法の改正は、国会が国民に提案(発議)しますが、まずは、衆参両院の総議員の3分の2以上の賛成が必要(通常の法律改正は過半数)なんです。その上で、国民投票で有効投票の過半数の賛成を得なければならない。 論点は、やはり、憲法9条。安全保障の立場から何か最適解なのか、真剣な議論がのぞまれます。