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憲法記念日 Constitution Memorial Day 「国憲」ってなに?(5月3日)

  
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憲法記念日 Constitution Memorial Day 「国憲」...

●今日の「クイズ」は・・・
今日は「○○記念日」
そう、

憲法記念日です。

英語では、
Constitution Memorial Day
と表記されます。

Constitution の訳語を当たると、
構成、組織、構造、体質、体格、気質、性質などが出てきます。

憲法というイメージとあっているでしょうか。

そこで、問題です

実は、「憲法」は、明治生まれの和製漢語なんです。
そして、当初は、呼び名が違っていたそうです。
どんな、言い方がされていたのでしょうか?
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●答え
「国憲」

もともと中国では、「憲」一字で法律を指しています。

そこで、国の基本法という意味で「国憲」という訳語が最初に登場したそうです。

でもこれが、法学者の間でしか広まらなかった。

その後、箕作麟祥博士が著書で、Constitutionの訳語としての「憲法」とした。こちらが、世の中に定着したそうです。
(穂積陳重「法窓夜話」より)

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●このお話、どう「いかし」ますか?

言葉は、正しい意味よりも、憶えやすい方が残る。

ということですね。

ついでに加えるならば、、聖徳太子の「十七条憲法」など、実はもっと前から「憲法」という言葉はあったのですが、その意味は、今と違って、法の集まりという意味だったそうです。

さて、憲法改正論議。
どうなるでしょうか。
憲法の改正は、国会が国民に提案(発議)しますが、まずは、衆参両院の総議員の3分の2以上の賛成が必要(通常の法律改正は過半数)なんです。その上で、国民投票で有効投票の過半数の賛成を得なければならない。

論点は、やはり、憲法9条。安全保障の立場から何か最適解なのか、真剣な議論がのぞまれます。

 

 

 

 

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