イタリア人の発見を世界は認めるのか(10月12日) 2024 10/12 Updated 2024.10.01 2024 10/12 Published 2024.10.12 / Tera \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする イタリア人の発見を世界は認めるのか(10月12日) Tera B! リンクをコピーする ●今日の「クイズ」は・・・ 10月12日は、イタリア生まれのスペインの開拓者が、ある「新発見」をした日です。 しかし、ハワイではこれを認めていません。 さて、今日は何の日でしょう? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●答え コロンブスによる「新大陸発見の日」 1492年10月12日に発見。 ただし、アメリカ国内でも大規模なパレードを行なう箇所もあれば全く何もしない箇所もあるようです。 ハワイ州、アラスカ州、オレゴン州、サウスダコタ州では、コロンブス・デーを認めていません。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●このお話、どう「いかし」ますか? 10月12日。 ハワイ州では、ポリネシア人がハワイを発見した日として祝うようです。 そもそも、アメリカ大陸には、ネイティブアメリカンがそれより前に住んでいたわけですし、それを「新発見」というのは、一面的な見方ですよね。 歴史は、だれが書くのかによって大きく変わります。 さらに、政治的な意図によってねじ曲げられることもある。 コロンブスは、発見後にも数回、大陸を訪れていますが、その際、 「私は望まれるだけの黄金と、望まれるだけの奴隷を連れて戻ろう。一見不可能に思える物事でも、神は信じる者に勝利をお与えになるのだ。」と語っています。 実際、先住民をインンディアンと呼び、まるで動物でも狩るように殺戮を繰り返しました。先住民は財産を奪われ、次々に殺されていったのです。一説には、800万人いたと言われる先住民は、3分の1にまでなってしまったそうです。 歴史の二面性。侵略する側、された側からすると、まったく違う側面が見えてきます。