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1月の駅、父と息子の風景、少し幸せをいただきました。

    
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1月の駅、父と息子の風景、少し幸せをいただきました。

それは、1月にしてはとても暖かい日曜日の午後でした。
駅で電車を待っていた私は、ぽかぽかとした日差しを浴びで少しうとうとしていました。
埼京線の南与野駅は快速が止まらない。
だから、結構速いスピードで通過列車がホームの脇を走り抜けていきます。

そんなとき、改札のある階から降りてきた親子が視界に入りました。
楽しそうに談笑する親子は、お父さんと小学生2年生くらいの男の子でしょうか。
幼い表情の男の子は、夢中になって、楽しそうにお父さんとお話をしています。

そのとき、通過を警告するチャイムとともに、駅のアナウンスが流れました。
「快速電車が通過します。黄色い線の内側にたってお待ちください」

すると、男の子は、父親とつないでいた右手をしっかり握り直し言いました。

「パパ、電車が来るから、ちょっとさがろうか」

そのとき、初めて気づきました。
父親の右手には白い杖があったのです。

私は、その後到着した各駅停車に、2人とともに乗り込みました。
いつもの車両が、ちょっとだけ、あたたかい雰囲気になりました。
2人にとっては当たり前のことなのでしょうけど、
幸せを少しいただいました。ありがとう。

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