私たちがしなければならないのは、 お客様の代わりに発明することです。 (ことばのご馳走) 2023 04/12 Updated 2023.07.29 2023 04/12 Published 2023.04.12 / Tera \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 私たちがしなければならないのは、 お客様の代わりに発明することです。 (... Tera B! リンクをコピーする あの、アマゾンの創始者 ジェフ・ベゾスのことばです。 この他にも、さまざまな名言が! 1. 変わらないものを軸に戦略を立てよ。 「選択肢はより多く、価格はより安く、配達はより迅速で確実に」。 ベゾスはこの3要素を、顧客が「変わらず求め続けるもの」として定義し、すべての戦略を立てた。 変わらないものに軸を置かなければ、長期的な成長は望めない。 2. 顧客に執着せよ。 ベゾスは会議室に誰も座らない椅子を持ち込み、そこにアマゾンにおける最も重要な人物=顧客が座っていると仮定した。 現在、この椅子の役割は特別に訓練された社員が果たすらしい。 彼らが眉をひそめると、幹部たちは震えだす。 3. 我々は長期間にわたって誤解されることを厭わない。 アマゾンの新規事業の多くは当初、採算の合わない道楽に見えた。 ゆえに、しばしばアマゾン株は暴落し、アナリストの冷笑を誘う。 しかしベゾスは意に介さない。 意義のある事業なら、花開くまで5~7年かかろうと問題ない。 4. 会社には2種類ある。高く売るために努力する会社と、安く売るために努力する会社だ。我々は後者になる。 コスト削減の結果を顧客に還元すると喧伝する会社は多くある。しかし、アマゾンほど徹底してこれを実行する会社は少ない。 5. 顧客のニーズから逆算せよ。 キンドルのようなアマゾンの新規ビッグプロジェクトの仕様は、エンジニアの嗜好ではなく、顧客のニーズにより決定される。 逆に、顧客に受け入れられない商品は容赦なく打ち切られる。それが、巨大な部門をつぶすことになろうとも。 6. アマゾンの企業文化は「調和」と「情熱」だが、いざどちらかを選ぶとなれば、我々は「情熱」をとる。 異論があれば、情熱をもって徹底的に論じ合うのがアマゾンの文化だ。 ただし、定量データとその分析がなにより重んじられるので、意見を言うなら十分な準備が必要だ。 グラディエーターのような真剣勝負が、オフィスの随所で行われている。 7. 発明家になりたければ失敗を恐れるな。 創業時に雇った多くの編集者は、顧客が評価を書きこむ「カスタマーレビュー」の導入により無駄になった。 オークション市場への参入でも失敗している。 が、ベゾスは言う。 「なにかを学べるなら、つまずきも人生の一部だ」。 8. 自分のもっている時間を100%とすると、かつては30%をサービスの構築に、残りの70%をプレゼンに充てたが、時代は変わった。これからは逆だ。 ベゾスは、広告に使うお金があれば、派手さはなくても、顧客満足度を高める工夫に投資すべきだと考える。 価格やサービスに感動した顧客は必ず誰かにそれを伝える。口コミこそがアマゾンを強くする。 9. 誰もがコールセンターで働けるようにならなければいけない。 バイラルな時代にあって、クレームは壊滅的なダメージとなりかねない。 ベゾスは自身も含め、全管理職に毎年2日間のコールセンタートレーニングを受けさせている。 得られるものは、顧客に対する謙虚さと共感だ。 10. 今日はインターネットの1日目(the Day 1)だ。学ぶことは膨大にある。 1997年、アマゾンが出した最初の株主への手紙にこの一文はある。 ベゾスはこれをいまでも忘れていない。 近年つくられたシアトル本社の社屋のうち、中心となるふたつのビルの名は「Day 1North」「Day 1 South」だ。