コモディティー化する人間~就活の服装(平成の30年でどう変わったのか) 2019 04/25 Published 2019.04.25 / Tera \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする コモディティー化する人間~就活の服装(平成の30年でどう変わったのか) Tera B! リンクをコピーする 私は、1984年に新卒で、PARCOに入社しました。 もう、30年以上前のこと。 当時は「新人類」などと言われていたものの、「いちご白書をもう一度」 (ばんばひろふみ歌 ゆーみん作詞作曲 1975年) https://www.youtube.com/watch?v=Q60fGiX2i-c の歌詞にもある「就職が決って髪を切ってきた時、もう若くないさと君に言い訳したね」のように、 そう、就活にはしっかり髪を切って、のぞんだものです。 サラリーマン=「没個性」。 まずは、入社することが最優先! という感じでしょうか。 PARCOは、ちょっと違ってましが。 銀行などを目指した人は、いわゆる「リクルートスーツ」で臨みました。 でも、ちょっと驚くことがあるんです。 自分たちでは、没個性だと思っていましたが、今と比べると・・・ 例えば、当時の面接女子の感じは・・・ こんな特集が組まれるくらい、バラエティーあふれていたわけです。 ワースト3は明らかにやりすぎですが、、、 これ、一応「面接の服50着アンケート」の記事なんです。 あれほど、 「高度経済成長がどうのこうの、、、」 「日本人は、みんな同じ顔だ、、、首からカメラ」 「個性は殺して、会社のために、、、」 などと言われていた時代であっても、このくらいのバラエティーはあった(除く銀行)。 ところが、今はどうでしょう? みんな、こんな感じですね。 当時の感覚で言えば、全業種が銀行みたい。 そう考えると、平成の時代は、 人間のコモディティー化 を進めてきた30年だったのかもしれません。 当時の新入社員が、役員になっている今、このあたり、どう思うのでしょうね。 でもね。 1点だけ言えることがあるんです。 それは、日本人には、シックなモノトーンの清潔さが似合う。 資生堂の記事で、こんな写真があります。モデルは天野一菜(あまのいつな)さん。 左が普段、右が就活時です。 茶髪・巻き髪・ネイルばっちりの女子大生が、黒髪で清楚なスーツ着て歩く! こちらの方が、「萌え」かもしれません。 JKのセーラー服にあこがれる文化とも共通している気がします。 万人への「受け」を考えると、結局、1つのカタチに行き着いてしまう。 当然の帰結なのかもしれません。 ちょっと、寂しいけれど。