人が対象を認識することによって、はじめて、対象は対象として出現する(4月22日)

●今日の「クイズ」は・・・
次の言葉は、誰の言葉でしょう。
「崇高なものは我々を感動させ、美しいものは我々を魅了する。
森は、夜は崇高であり、昼は美しい」
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●答え
イマヌエル・カント
規則正しい生活習慣で知られる、哲学者。
決まった道筋を決まった時間に散歩。時間が正確なので、人々はカントの姿を見て時計の狂いを直したと言われるくらい(笑)
4月22日は、カントの誕生日。
1724年4月22日生まれです。
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●このお話、どう「いかし」ますか?
「森」の代わりに、だれかすてきな人の名前を入れて、
「我々」の代わりに、自分の名前を入れてみると・・・
哲学者の思考から学ぶのは面白いけれど難しいですよね。
例えば、カントの認識論
「人が対象を認識することによって、はじめて、対象は対象として出現する」という考え方。
ざっくり言うと、
そもそも、人は、何かを認識するとき、それをとられるカメラのようなものを自分が最初から持っていて、それで現実を認識している。
というもの。
こうした「認識論」は、古くは、プラトンやアリストテレスも考えたことだし、フッサールの現象学や相対性理論、さまざまな心理学で同じようなことを言っています。
アバウトすぎるまとめでしょうか(笑)
ようは、その事自体を
「どうとらえるかが大切」
「それは、人=自分が決めている」ということですね。
自己啓発系の源流は、だいたい、このあたりにある気がします。