地ビールの日に、ビールの税金について考えてみる(4月23日) 2024 04/23 Updated 2024.04.22 2024 04/23 Published 2024.04.23 / Tera \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 地ビールの日に、ビールの税金について考えてみる(4月23日) Tera B! リンクをコピーする ●今日の「クイズ」は・・・ 日本地ビール協会を中心とする「地ビールの日選考委員会」が、1999年に制定し、2000年から実施。 4月23日は「地ビールの日」。 で、どうして、今日が「地ビールの日」なのでしょうか? 1 暑くなってきてそろそろビールが飲みたくなる頃だから 2 日本ではじめての「地ビール」が出荷された日だから 3 その他、ビールに関する歴史からきている ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●答え 3 1516年4月23日。バイエルン国王ウィルヘルム4世が「ビール純粋令」を発布しました。 これにより、水、ホップ、大麦・小麦の麦芽、酵母だけがビールの醸造に使用できることとなりました。 つまり、「ビールとは何か」が世界で初めて明確に定義された日なのです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●このお話、どう「いかし」ますか? ビールらしきもの、っていろいろありますよね。 それらを、しっかり分類できますか? 【ビール】 麦芽、水、ホップ、米、でんぷん(スターチ)などを原料とし、麦芽を糖化した上、 酵母でアルコール発酵させた、度数20%未満の発泡性酒類。 麦芽の重量が、原料のうち3分の2以上のもの。 【発泡酒】 麦芽の重量が、原料のうち3分の2未満のもの(ゼロではない) 【第3のビール】 麦芽を全く用いず、穀類、糖類などの原料を用いてつくられたもの。 どうして、こんな区分になっているかというと、 それぞれの税金(酒税)が違うから。 小売価格で350ml缶あたり 【ビール】205円のうち77円 38% 【発泡酒】152円のうち47円 31% 【第3のビール】133円のうち28円 21% さらに、消費税8%がダブル加算。 ちなみに、この酒税。ドイツの17倍、アメリカの9倍と、ぼったくり状態です。 なぜ、高いかというと、 「ビールは、はじめ輸入品、贅沢品であるため高い税をかけても良い」という考えが亡霊のように続いているからです。 実際、アルコール度数1度1リットルあたりの税金比較というのがあって、 【ビール】44.4円 【清酒】8.0円 【ワイン】6.7円 【焼酎】10.0円 【ウイスキー】10.0円 まあ、ビールの半分近くは、公務員を養うため。。。と考えて良さそうです。