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地ビールの日に、ビールの税金について考えてみる(4月23日)

    
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地ビールの日に、ビールの税金について考えてみる(4月23日)

●今日の「クイズ」は・・・

日本地ビール協会を中心とする「地ビールの日選考委員会」が、1999年に制定し、2000年から実施。
4月23日は「地ビールの日」。

で、どうして、今日が「地ビールの日」なのでしょうか?
1 暑くなってきてそろそろビールが飲みたくなる頃だから
2 日本ではじめての「地ビール」が出荷された日だから
3 その他、ビールに関する歴史からきている

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●答え

1516年4月23日。バイエルン国王ウィルヘルム4世が「ビール純粋令」を発布しました。
これにより、水、ホップ、大麦・小麦の麦芽、酵母だけがビールの醸造に使用できることとなりました。
つまり、「ビールとは何か」が世界で初めて明確に定義された日なのです。

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●このお話、どう「いかし」ますか?
ビールらしきもの、っていろいろありますよね。
それらを、しっかり分類できますか?

【ビール】
麦芽、水、ホップ、米、でんぷん(スターチ)などを原料とし、麦芽を糖化した上、 酵母でアルコール発酵させた、度数20%未満の発泡性酒類。
麦芽の重量が、原料のうち3分の2以上のもの。
【発泡酒】
麦芽の重量が、原料のうち3分の2未満のもの(ゼロではない)

【第3のビール】
麦芽を全く用いず、穀類、糖類などの原料を用いてつくられたもの。

どうして、こんな区分になっているかというと、

それぞれの税金(酒税)が違うから。

小売価格で350ml缶あたり

【ビール】205円のうち77円 38%
【発泡酒】152円のうち47円 31%
【第3のビール】133円のうち28円 21%

さらに、消費税8%がダブル加算。

ちなみに、この酒税。ドイツの17倍、アメリカの9倍と、ぼったくり状態です。

なぜ、高いかというと、

「ビールは、はじめ輸入品、贅沢品であるため高い税をかけても良い」という考えが亡霊のように続いているからです。

実際、アルコール度数1度1リットルあたりの税金比較というのがあって、

【ビール】44.4円
【清酒】8.0円
【ワイン】6.7円
【焼酎】10.0円
【ウイスキー】10.0円

まあ、ビールの半分近くは、公務員を養うため。。。と考えて良さそうです。

 

 

 

 

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