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「再発見」されるのを待っている!減算の美学を探究したい(11月17日)

    
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「再発見」されるのを待っている!減算の美学を探究したい(11月17日)

●今日の「クイズ」は・・・
彼はこんなことを言っています。

「私は何も発明しない。再発見するだけだ」

今日は彼の命日です。
1917年11月17日。77才で亡くなりました。
さて、彼はだれでしょう。

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●答え
オーギュスト・ロダン

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●このお話、どう「いかし」ますか?

近代彫刻の父。
『考える人』が、一番有名ですが、これは、作品的には『地獄の門』の一部。
もともと、ロダンの元に、国立美術館のモニュメントを作ってほしいとの依頼があり、制作したものでしたが、途中で、美術館建設は白紙になってしまったそうなんです。

そこで、ロダンは、金を払って『地獄の門』を自らの物とし、制作を続行。
結局、未完のままに終わりますが、『考える人』は思い悩むロダン自身を象徴するものだったのかもしれません。

それにしても、
「私は何も発明しない。再発見するだけだ」
という言葉、まさに、すでにあるものから形を見いだす、彫刻家ならではの言葉だと思います。

加算でなく、減算の美学とも言えるのではないでしょうか。

ロダンは、こんな言葉も残しています。
「美はあらゆる所にある、我々の眼がそれを認め得ないだけだ」
これも納得です。

 

 

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