「今年の年末ジャンボは1等7億円が23本!」って、どういうことか(ギャンブルの本質を探る)

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公益財団法人 日本生産性本部 主席経営コンサルタント ライブ講師®実践会 代表
経営コンサルタントとして28年にわたり、上場企業から中堅企業まで約200社の経営コンサルティング、数万人の研修を実施。参加者自身の課題を題材に進める研修は楽しくて超実践的!リピート率は8割を超える。
2015年より「人前で教える技術」を磨きあう「ライブ講師®実践会」を主催。
「今年の年末ジャンボは1等7億円が23本!」
よく聞きますが、まずこれは、あくまで、1000万通りから構成される1ユニットが、23セット販売された場合の本数なんですね。
そして、仮に、1000万通り売れたとして、その中で、
1等 7億円 1本
1等の前後賞 1.5億円 2本
1等の組違い 10万円 199本
2等 2000万円 3本
3等 100万円 100本
4等 10万円 2000本
5等 1万円 4万本
6等 3000円 200万本
《2019年末ジャンボ宝くじ》
1等の前後賞 1.5億円 2本
1等の組違い 10万円 199本
2等 2000万円 3本
3等 100万円 100本
4等 10万円 2000本
5等 1万円 4万本
6等 3000円 200万本
《2019年末ジャンボ宝くじ》
ということは、、、、
300円で、1000万枚買い占めるには、とりあえず、30億円の資金が必要です。
23ユニット買い占めるとしたら、690億円必要です。
お持ちですか?(笑)
で、冷静に計算すると、1ユニット買い占めたとして、
30億円の投資。
リターンは、上記1等~6等までの金額合計ですから、
18億3990万円
単純に、11億6010万円の損失となるわけです。
30億円投資できるお金もちが、宝くじを買うわけはありません。
しかし、
3万円なら払える庶民は、平均して11600円くらい、むしり取られるわけです。
競輪競馬は、いけないと言っている人も、つい、宝くじは・・・
でもね。
本当は、もっとも買ってはいけないギャンブルなのです。
反対に言えば、胴元になればもっとも美味しいビジネスです。
どちらの立場に立つか?
それが大切ですね。
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公益財団法人 日本生産性本部 主席経営コンサルタント ライブ講師®実践会 代表
経営コンサルタントとして28年にわたり、上場企業から中堅企業まで約200社の経営コンサルティング、数万人の研修を実施。参加者自身の課題を題材に進める研修は楽しくて超実践的!リピート率は8割を超える。
2015年より「人前で教える技術」を磨きあう「ライブ講師®実践会」を主催。