【書籍】つながりを突き止めろ」(安田雪 著)光文社新書 2020 08/10 Updated 2021.11.23 2020 08/10 Published 2020.08.10 / Tera \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 【書籍】つながりを突き止めろ」(安田雪 著)光文社新書 Tera B! リンクをコピーする アマゾンはこちら こうした、ネットワークサイエンス系の本では、めずらしく読みやすい。本当に感謝です。 著者より 私がここで語るネットワークは、性的接触、SNS、業務メール送受信関係、情報伝達実験など、とりあえず人間を主体としたものに限定しているが、それでも「いったいこれは何の学問なんだ」と思われるかもしれない。企業でも産業でも国家でも、データさえあれば、それこそ疾病、自殺、天下り、何だってネットワークとして分析してみせる。 (中略) ネットワーク社会に生きるわれわれが、社会のさまざまな関係構造にどのように対峙し、関係情報に振り回されることなくそれを活用し、ネットワークを局所ながらもより良い形につなぎかえられるのかを、科学的に考えていきたい。 (本文より) 目 次 はじめに――ネットワークの怖さと魅力 第1章 対ゲリラ戦略と米軍マニュアル 第2章 電子メールから浮かび上がる業務遂行ネットワーク 第3章 SNSの人脈連鎖 第4章 広告作品「カレシの元カノの元カレを、知っていますか」 第5章 知人の連鎖と新型インフルエンザつながり 第6章 弱い絆の強さと弱さ 終章 “入る”を制する 参照文献 あとがき――橋を燃やす 索引 安田雪(やすだゆき) 関西大学社会学部教授。1963年東京生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。コロンビア大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。東京大学ものづくり経営研究センターなどを経て現職。組織や社会集団を中心に、分野横断的にネットワークの構造と影響を考察する「社会ネットワーク分析」に四半世紀、従事。理工系研究者、企業との共同研究も多数。関係構造の解析以上に、見える化した関係の解釈と、その見えざる影響力の解明に力を注ぐ。2008年より京都在住。著書に『ネットワーク分析』(新曜社)、『人脈づくりの科学』(日本経済新聞社)、『大学生の就職活動』(中央公論新社)など。 さらに本格的には、こちらをご覧ください。 「新ネットワーク思考」