自国内に抱える爆弾!イスラエルが、油田もないのに原子力発電所をつくらない理由(6月7日) 2026 06/07 Updated 2026.06.06 2026 06/07 Published 2026.06.07 / Tera \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 自国内に抱える爆弾!イスラエルが、油田もないのに原子力発電所をつくらない... Tera B! リンクをコピーする ●今日の「クイズ」は・・・ 1981年の6月7日。 ある国(A国)が、ある国(B国)の原子力発電所を攻撃しました. A国の空軍機は16発の爆弾を投下し原子炉を完全に破壊。 この攻撃により警備していたB国軍兵士10名とフランス人技術者1名が犠牲になった。 さて、A国、B国はどこでしょうか。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●答え A国 イスラエル B国 イラク ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●このお話、どう「いかし」ますか? 「イラク原子炉爆撃事件」と呼ばれる事件。 イスラエル空軍機がイラク、タムーズの原子力施設を攻撃。 作戦名は「バビロン作戦」 イラクが核兵器を持つ危険性があるとして、イスラエルが「先制的自衛」目的を理由に先制攻撃を行ったもの。 この攻撃に対して「国際連合安全保障理事会決議487」がなされ、イスラエルは非難されました。 原子炉を平和利用と主張するイラク。 軍事目的とするイスラエル。 原発は核燃料を入れる前であったために、放射性物質の噴出は避けられましたが、大きな現実が共有されたわけです。 それが・・・ いかに強固に作られたとされる原子炉の圧力容器であっても、爆撃されると簡単に壊れてしまうこと。 中東諸国のなかで、イスラエルとヨルダンには油田が乏しいため、両国ともエネルギーの確保に苦労してきました。 しかし、原発をもつことを避けてきた。 その理由は、地上に原子炉を建設すれば、軍事攻撃の絶好のターゲットとなるからです。 自国内に抱える爆弾。大きなリスクなのですね。 以後、主な被害 2007年(シリア原子炉爆撃):イスラエルがシリアの建設中だった原子炉を爆撃・破壊。 2022年(ウクライナ侵攻):、欧州最大級のザポリージャ原子力発電所やチェルノブイリ原子力発電所が戦闘に巻き込まれました。 2025年〜2026年(イランのウラン濃縮施設):イラン中部ナタンズのウラン濃縮施設や、ブシェール原子力発電所付近が米国・イスラエルによる攻撃を受けたと報告されています。これに対しイラン側も、原子力センターがあるイスラエル南部のディモナなどの周辺地域へミサイル攻撃で報復する事態に発展しました。