数字に血を通わせよう。スティーブ・ロジャースさんのファイナンスの授業(2月23日) 2024 02/23 Updated 2024.02.18 2024 02/23 Published 2024.02.23 / Tera \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 数字に血を通わせよう。スティーブ・ロジャースさんのファイナンスの授業(2... Tera B! リンクをコピーする ●今日の「クイズ」は・・・ 今日は「税理士の日」 で、どうして? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●答え 1942(昭和17)年のこの日、2月23日。 「税理士法」の前身である「税務代理士法」が制定されたから。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●このお話、どう「いかし」ますか? 数字の話って、どうしても無味乾燥になりがちです。 そんなときでも、こんな授業をしてくれる、ファイナンスの教授がいます。 その方の名前は、 スティーブ・ロジャースさん。 ロジャーズ教授の授業は厳しいが、人気がある。 その日も、こんなケースをとりあげていたそうです。 ———————– 男は会社を興し、すべての資産を担保に入れて、数百万ドルを用意しました。もうすぐ父親になることもわかっていました。 彼は、やがて従業員を雇い、商品を製造し販売をはじめます。競合相手の情報や市場の推移を理解しながら、ケーススタディーは進んでいきます。 そして、危機がやってきます。 起業家としては、ここがふんばりどころ。 「あなたが、経営者だったら、どんな判断をするか」 その問いかけを、ロジャース教授は、こう語ったそうです。 「大変なとき、みんながこの局面にむかいあったら、どうしますか。支払いが滞って収入が無いことを、夕食の席で妻にどのように伝えますか。家が担保に入っていることがわかっていて、小さな娘の瞳を見つめながら、どんな気持ちになると思うかい?」 そう、財務数値を「客観的に分析する」だけでは、実感がつかめない。 経営者をサポートするコンサルタントとして、この点は、いつも気をつけないといけないところ。 もちろん、経営者、当事者の立場に100%立つことはできないけれど、どこまでその心情を共有できるか。 いつも大切なことだと思っています。