自動車の発明、ニコラ=ジョゼフ・キュニョーってご存じ?(2月26日) 2024 02/26 Updated 2024.02.25 2024 02/26 Published 2024.02.26 / Tera \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 自動車の発明、ニコラ=ジョゼフ・キュニョーってご存じ?(2月26日) Tera B! リンクをコピーする ●今日の「クイズ」は・・・ やれ「EV」だの、やれ「モーダルシフト」だのと、交通システムに関する話題は、いつの時代も盛り上がりますね。 子供の頃読んだ、「未来の世界」が描かれている絵本では、タイヤのない車が空を飛んでいましたが、これは中々実現しない。 なのですが、、、 意外に知らない「自動車」の発明。 それは、いつ? だれによって?なされたかご存じですか。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●答え 1769年のこと。 ニコラ=ジョゼフ・キュニョー(Nicolas-Joseph Cugnot が発明しました。 1725年2月26日生まれ。 でも、あまり耳にしない名前だよな~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●このお話、どう「いかし」ますか? キュニョーの開発した大型運搬車。 世界で初めて「自らの動力で、トラクション(摩擦を利用した推進力)で動き、人を乗せ、人が操縦(運転)できる車両」を実現した。 それ以前、遡ると、 1599年のシモン・ステヴィンの帆走車。 1680年頃のフェルビーストの蒸気車。 そして、1769年、いよいよ「自動車」の完成。 当時、40才代のキュニョーは、フランスの国家プロジェクトとして、大砲を運ぶための自走式キャリアの製作をうけおった。 キュニョーは、蒸気機関を使った車両について個人でも試行を重ねていたが、プロジェクトとして依頼された予算で車両を2台を作成したのだ。 1台目が、1/2スケールの試作車で1769年。 10月下旬に最初の公式な試運転が行われ。 摩擦の推進力(トラクション)で自走し、人が乗って操縦する車両として、パリの街をゆっくりと走行したという記録が残っている。これが、現代の自動車の祖先。 2台目が、5トンの重量物を運べる仕様にして、1770年11月に試運転。 スポンサーのルイ15世を招いて行われたが、操作員の操作が追いつかず、レンガ壁にぶつかったとされている。これが『史上初の自動車事故』 車両はボイラーを搭載、水を蒸気として利用し、2つのシリンダーへの蒸気流入を制御することによりシリンダー内のピストンを交互に動し、往復運動をラチェット機構で車輪に直接伝えていた。 ワットやマードックより10年も前に、往復運動を回転運動に変えていたのが、キュニョーだったのですね。