日本初の特許取得者は、彫刻家だった!「発明の日」(4月18日) 2024 04/18 Updated 2024.04.17 2024 04/18 Published 2024.04.18 / Tera \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 日本初の特許取得者は、彫刻家だった!「発明の日」(4月18日) Tera B! リンクをコピーする ●今日の「クイズ」は・・・ 堀田瑞松(ずいしょう)さん(1837年5月16日生まれ)は、東京の木竹彫刻家です。 堀田さんは、漆をつかって、ある塗料を発明しました。 そしてそれが、なんと! 日本初の特許取得となったのです。 では、「ある塗料」とは何でしょう。 その用途は何でしょう? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●答え 「堀田式錆止め塗料」 漆をベースにしたこの塗料。 実は、軍艦に塗装してさびを防ぐものだったんです。 1885年4月18日に、現在の特許法の前身である「専売特許条例」が初代特許庁長官を務めた高橋是清らによって公布され、数ヶ月後、8月14日に「堀田式錆止め塗料」が日本の特許第一号として認められたのです。 4月18日は、特許公布日にちなんで「発明の日」になっています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●このお話、どう「いかし」ますか? 堀田瑞松さんは、もともと、刀の鞘を漆で塗装する職人「鞘塗師」の子として生まれたそうです。 最初は「職人」ですね。 その後、「アーティスト」の道を突き進み、彫刻で有名になったのです。 作品は、ときの孝明天皇に献上され、そこで、名前に「瑞」という字を賜ったそうです。 すごい人ですね。 そして、そうしたアーティストが、今度は「エンジニア」的視点、「ビジネスマン」的視点から、 塗装の機能を工夫すれば、日本の船舶が高く売れることに着目して、錆止め塗料を開発。 その特許を取ったのです。 すばらしい。 ついつい、「自分は○○の人」というように、年齢とともに、規定したくなりますが、そんなことはない。 お互い、まだまだ、いろんな分野に挑戦していきましょう。