平安時代に由来する「うるし」の日。実は9000年前にも(11月13日) 2024 11/13 Updated 2024.11.12 2024 11/13 Published 2024.11.13 / Tera \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 平安時代に由来する「うるし」の日。実は9000年前にも(11月13日) Tera B! リンクをコピーする ●今日の「クイズ」は・・・ 11月13日は、うるしの日。 実は、こんな伝説があります。 ときは、平安時代。 11月13日。 文徳天皇の第一皇子・惟喬親王が、京都・嵐山の法輪寺に参り、満願の日を迎えました。 そこで、菩薩から伝授されたのが、 うるしの製法。 以後、世の中に貴重なものとして、うるしは、出回っていくことになります。 この話って、本当? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●答え 菩薩が本当にいるかどうかは、別として・・・ 伝説ですから(笑) 実際は、もっと前、9000年ほど前から。 なんと、縄文時代前期に、うるしは、すでにあったようです。 北海道垣の島遺跡から出土された、朱漆を使った装飾品が出土されました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●このお話、どう「いかし」ますか? 9000年前のうるし。 実はこれって大変なことらしいんです。 うるしの木というのは、樹液を採取するために、かなり手を入れないと育たない。 木を植えただけではだめで、下草を刈って毎年手入れをしながら育て、10年近くもかかるからです。 ということは、 9000年前の日本では、すでに人々が定住し、協力して集落を営んでいたということだから。 ヨーロッパでは、まだ、毛皮を着た原始人が狩りをしていた、あのイメージの時代にです。 日本人の先祖、ちょっと、すごくないですか? ぼくたちも、うかうかしてはいけません。