スマトラ大地震 死者・行方不明者が約23万人。私たちは荒ぶるエネルギーの上にいる(12月26日)
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スマトラ大地震 死者・行方不明者が約23万人。私たちは荒ぶるエネルギーの...
●今日の「クイズ」は・・・
12月26日は、スマトラ大地震の日。
2004年に起きたこの地震。
なんと、マグネチュード9.1。
想像をこえたエネルギーである。
私たちは、つねにそうした荒ぶるエネルギーの上にいることを意識しておきたい。
死者・行方不明者が約23万人。大変な被害である。
ちなみに、東日本大震災は、9.0で、死者・行方不明者が約2万人。
その10倍の被害を出した。
自然災害は避けてとおれないけれど、人間の英知で乗り切っていきたい。
ところで、「マグネチュード」って、どうみたらいいの?
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●答え
マグネチュードは、エネルギーの値です。
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●このお話、どう「いかし」ますか?
エネルギー?
震度は、揺れの大きさだから違うよね。
でも、この違いはなんとなくわかる。
震源が深いかどうかで、エネルギーの伝わり方がかわるので、
マグネチュードと震度とは、必ずしも一致しない。
震度=○×マグネチュード
っていう感じ?
そう思ったら、いや違うんです。これがちょっと難しい式。
Log10E = 4.8 +1.5M
E エネルギー
M マグネチュード
比例関係じゃないんです。
対数関係(指数関係)。
上の式。
(右辺)マグネチュードが、1増えると、
(左辺)Logが、1.5大きくなる
ここまでは比例関係ですね。
でも、そこに定数10のLogがからむので、
それは、10の1.5乗になる。つまり、約32倍になる。
マグネチュードが、1大きくなると、震度は32倍。
これが結論。
だから、マグネチュード9は、マグネチュード7の
32×32=約1000倍なんです。
よく、「指数関数的に」っていう表現もあるけれど、同じことですね。