超「モダンタイムス」自発的な依存が生まれる社会に生まれて(2月5日)
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超「モダンタイムス」自発的な依存が生まれる社会に生まれて(2月5日)
●今日の「クイズ」は・・・
1936年2月5日、
「個人の尊厳が失われ、機械の一部分のようになっていく」
ことを風刺する映画が公開されました。
さて、その映画の名前は?
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●答え
「モダンタイムス」
チャップリンが歯車に巻き込まれるシーンなどが有名ですね
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●このお話、どう「いかし」ますか?
今の日本では「工場の機械の歯車として労働者が働く」という風景はなくなったかもしれません。
中国へ、さらに、その先の東南アジアへ。
どんどん、人件費の安い国へ、カントリーリスクを考えながら、工場立地は移転していきますね。
ただ、途上国だったらいい、というものでもないような気がします。
強制的に、歯車にならなくてはいけない。
そんな状況にあるとしたら、それは、イヤですよね。
でも、先進国では、
歯車がなくなった代わりに、怖い現象が生まれています。
それは、
私たちが、自発的に機械に依存してしまっていること。
ファミコンから始まったプライベートゲームの流れは、携帯、そして、スマホに移植され、個人でいつも楽しむ事ができます。
さらに、SNSによるバーチャルコミュニティーの威力は強く、ついスマホを覗いてしまう。
つながっていないと、さびしい。
ちょっとしたリアクションがないと、満たされない。
これって怖いことだと思うんです。
どう思いますか?
つまり、
「いつでも支配下においているはずのツール」
によって、
逆に支配されている!
わけなんです。
自発的な依存の方が、強制よりも強力でしょう。