794ウグイス平安京と言いますが、、、(10月22日)
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794ウグイス平安京と言いますが、、、(10月22日)
●今日の「クイズ」は・・・
「794ウグイス平安京」
歴史の授業で、こんな憶え方をした人も多いのではありませんか。
794年10月22日。平安京へ遷都しました。
ところで、なぜ、遷都したのでしょうか。
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●答え
前住地の長岡京で、いろいろな不幸があったから。
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●このお話、どう「いかし」ますか?
歴史を事実だけ丸暗記していると、「なぜ、それが起きたか」に意識が向かないことがあります。
実は、この時代、何回も引っ越しをしているんです。
740年以降、ときの聖武天皇は、
恭仁京(くにきょう)
難波宮(なにわのみや)
紫香楽宮(しがらきのみや)
と次々に都を移します。
まさに、お引っ越し魔。
その理由は、共通していて、
「兵乱や災害が頻発したため」なんです。
その都度、
「じゃあ、イチからやり直すか」という感じだったのかもしれません。
また、781年に即位した桓武天皇は、仏教勢力を排除したかったとも言われています。
というもの、仏教勢力は、だんだんと政治に口をはさむようになってきたからです。
そこで、寺院の勢力が強い奈良を離れて、心機一転、政治を立て直そうと考えたのです。
これが784年。長岡京への移転。
しかし、今度は、水や疫病が相次ぎました。
結局、長岡京には10年しかいなかった。
「平安」祈って、また移転。
794年にやっと落ち着いたわけです。
陰陽師のアドバイスもあったと言われていますが、まさに「平安」時代を望んでいたのですね。