【12月26日】スマトラ大地震 死者・行方不明者が約23万人。私たちは荒ぶるエネルギーの上にいる 2023 12/26 Updated 2024.01.03 2023 12/26 Published 2023.12.26 / Tera \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 【12月26日】スマトラ大地震 死者・行方不明者が約23万人。私たちは荒... Tera B! リンクをコピーする ●今日の「クイズ」は・・・ 12月26日は、スマトラ大地震の日。 2004年に起きたこの地震。 なんと、マグネチュード9.1。 想像をこえたエネルギーである。 私たちは、つねにそうした荒ぶるエネルギーの上にいることを意識しておきたい。 死者・行方不明者が約23万人。大変な被害である。 ちなみに、東日本大震災は、9.0で、死者・行方不明者が約2万人。 その10倍の被害を出した。 自然災害は避けてとおれないけれど、人間の英知で乗り切っていきたい。 ところで、「マグネチュード」って、どうみたらいいの? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●答え マグネチュードは、エネルギーの値です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●このお話、どう「いかし」ますか? エネルギー? 震度は、揺れの大きさだから違うよね。 でも、この違いはなんとなくわかる。 震源が深いかどうかで、エネルギーの伝わり方がかわるので、 マグネチュードと震度とは、必ずしも一致しない。 震度=○×マグネチュード っていう感じ? そう思ったら、いや違うんです。これがちょっと難しい式。 Log10E = 4.8 +1.5M E エネルギー M マグネチュード 比例関係じゃないんです。 対数関係(指数関係)。 上の式。 (右辺)マグネチュードが、1増えると、 (左辺)Logが、1.5大きくなる ここまでは比例関係ですね。 でも、そこに定数10のLogがからむので、 それは、10の1.5乗になる。つまり、約32倍になる。 マグネチュードが、1大きくなると、震度は32倍。 これが結論。 だから、マグネチュード9は、マグネチュード7の 32×32=約1000倍なんです。 よく、「指数関数的に」っていう表現もあるけれど、同じことですね。