【12月29日】「愛妾」(あいしょう)の時代「私の時代が来た」 2023 12/29 Updated 2024.01.03 2023 12/29 Published 2023.12.29 / Tera \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 【12月29日】「愛妾」(あいしょう)の時代「私の時代が来た」 Tera B! リンクをコピーする ●今日の「クイズ」は・・・ 12月29日は、この人のお誕生日。 さて、この人とはだれでしょう。 こんな方です。 1721年 パリの銀行家の娘として生まれる。 1741年 徴税請負人と結婚。超一流サロンに出入りするようになり、ヴォルテールやフォントネルら一流の文化人と知り合いに。 1744年 公爵夫人の死に打ちひしがれていた、ルイ15世の目に留まり、夫と別居。 1745年9月14日正式に、公妾になる。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●答え ポンパドゥール夫人。 フランス国王の公式の愛妾となったポンパドゥール夫人は、湯水のように金を使い、あちこちに邸宅を建てます。 現大統領官邸「エリゼ宮」は彼女の邸宅のひとつ! やがて、ポンパドゥール夫人は、政治に関心の薄いルイ15世に代わって権勢を振るうようになっていきます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●このお話、どう「いかし」ますか? 今は、髪型として、あるいは、パン屋さんとして名を残す(笑)「ポンパドール」。 美貌と体一貫で成り上がっていくドラマがスゴイ。 そして、夫人は、政治の世界でも、芸術の世界でも力を持つようになる。 オーストリアのマリア・テレジアや、ロシアのエリザヴェータと通じ、反プロイセン包囲網を結成した。 とくに、宿敵オーストリアとの和解は外交革命と言われるほど画期的であり、和解のために、後年、あの、マリー・アントワネットがフランス王室に嫁ぐこととなる。 芸術の分野では、サロンを開いて、ヴォルテールやディドロなどの啓蒙思想家と親交を結んだ。 ポンパドゥール夫人の有名な言葉は「私の時代が来た」。