決意に値段をつける。ドケチ ばあさんの正体は?(2月9日) 2024 02/09 Updated 2024.02.08 2024 02/09 Published 2024.02.09 / Tera \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 決意に値段をつける。ドケチ ばあさんの正体は?(2月9日) Tera B! リンクをコピーする ●今日の「クイズ」は・・・ 2月9日は、あの漫画界の巨匠 手塚治虫さんの命日です。 1989年2月9日になくなられました。 手塚マンガはすべて好きですが、とくに「ブラックジャック」が好きです。もぐりの名医の人間愛あふれるドラマ。 その中の「おばあちゃん」の回に、こんなシーンが出てきます。 ある男の話。 その男の母親は、とてもケチ。 いつも倹約ばかりしていて、あまりに行き過ぎていて、ちょっと疎ましがられている。 金の亡者じゃないのかと。 そんな母親が脳溢血で倒れました。 9割がた、助かる見込はありません。 ブラックジャックは男に聞きます。 「助かったら、3000万円払えますか?」 もちろん、払える金額ではない。 ふっかけられて、おどろいて答えた息子のセリフ。 さて、彼は、何て言ったでしょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●答え 「い、いいですとも! 一生かかっても、どんなことをしても払います! きっと払いますとも!」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●このお話、どう「いかし」ますか? ブラックジャックは、言います。 「それを聞きたかった」 この作品に登場するおばあちゃんは、すぐにお小遣いを息子や嫁にせびる、がめつくてケチな人物として描かれています。 だから、息子や嫁と衝突する。 でも、ある時、息子は疑問に思うんです。 おばあちゃんはあまりお金はいらないはずなのに、どうしてあんなにお金を欲しがるのだろう? 実は、若い頃、赤ん坊だった息子の難病を手術で治療した。 その借金1200万円を、こつこつと返したいたのです。 そして、完済したその日、脳溢血で倒れてしまった。 そこで、冒頭の場面となるのです。 そう。 ブラックジャックは、高値をふっかけるダークな医者と思っている人もいるのですが、実は違う。 こんな感じで、いつも、その人の「決意に値段を」つけて試しているんですよね。